DIM758’s diary

DO IT MYSELF

ヲタクがカフェインについて語る

今年もこの時期がやってきた…………

 

そう、長期休暇である。

 

Amazonプライム、Hulu、u−next、Netflix、dアニとサブスクスリプションしか友達がいない小生にとって長期休暇は彼らとの戯れタイムなのである。

 

だがしかし、ヨーロッパ近世の医者であり錬金術師であったパラケルススの『あらゆるものは毒であり、毒なきものなど存在しない。あるものを無毒とするのは、その服用量のみによってなのだ。』(毒も分量次第)(水も飲み過ぎると水中毒になって死ぬし…)と言うように過剰量は何事にも良くないのである。

 

つまり、サブスク生活に飽きてしまったのである。

 

そこでジラーチの出現頻度並みの小生のブログ更新を試みた次第なのである。(ジラーチは1000年だろ!とかいうマジレスヲタクは帰ってどうぞ)

 

しかしそもそもこのブログを更新してなんの意味があるのか分からないし、なんの意味もないように思われるがまあ自己満なのだろうという一種の結論に至った。

 

人生においても自分のすることなどマクロに見ればゴミカスで、存在しないも同然であり、自分の行動に意義を求める方がナンセンスなのかもしれない。生きる理由など結局のところ自己満足なのだろうと思った。(ただのブログ更新がメンヘラみたいに重々しくなってしまったのでリスカしよ。。。。)

 

そんなところで今回のブログはバイト先のプレゼンで発表した内容を供養するためにもその内容をまとめようと思う。

 

今回のテーマ『カフェインの作用について……』

 

ひとつ言いたいのだけれど、ヲタクくんさぁ……事あるごとに「魔材!w 魔材!w」ってバカみたいに騒いで盲目的に飲んでるけど、魔材(カフェイン)の作用ほんとに知ってんの?(浅いヲタクはイッパソ以下だよ)

 

そこでカフェインの作用について説明していこうと思う。特に気になるのは眠くならない覚醒作用だろう。

 

まぁ焦んなヲタク君よ、いきなりカフェインの作用や機序について説明するのは無理だ。物事には何事にも順序ってものがある。

 

眠気を飛ばす作用の説明の前に眠くなる理由から話そうと思う。(最後に魔材tipsを書いたので最後まで読むように)

 

 

第一章 眠気

 

ヲタクだろうが社会適合者だろうが聖人だろうが誰しも食べ物によってエネルギーを得ている。

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(TLのヲタク、ラーメンしかたべてないけど)

 

このエネルギーというのは食べ物が主に小腸で吸収され、ATPという物質(ヲタクなんだかんだ頭いいし中学とか高校で習ったの少し覚えてるでしょ)に変換させる。

 

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人間はこのATPを分解することでエネルギーを発生させていろいろな活動(推し事とかオ◯二ーとか)に勤しむわけである。まあ冗談はさておきこのATPが分解されることでATPはアデノシンという物質に変化する。

 

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これが眠気の原因となる。

 

逆に日中眠気を感じないのは脳内の神経からドーパミングルタミン酸ヒスタミンなどの覚醒物質が絶えず放出されているためである。(この覚醒物質を無理やり放出させるのが覚醒剤特にドーパミンアヘアヘエリカ様になっちゃうね)

 

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話を戻すと朝起きてから夜になる頃にはATPが消費されることによりアデノシンが脳内に蓄積される。脳内の神経にあるアデノシン受容体というアデノシンを受け止めるキャッチャーみたいなのにくっつく。すると先程まで放出されていた覚醒物質が放出されなくなってしまう。これによって眠気を感じるわけである。

 

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第二章 覚醒効果

 

眠くなるメカニズムを説明したのでカフェインによって眠くならなくなる原理を説明していく。

 

そもそも大前提としてカフェインと先ほどから出てきているアデノシンは構造が似ているのである。見た目は全然違うけど、生化学的に似ているらしい。

 

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(なんだか藤田ニコルと強欲な壺とでも言えばいいのか……)

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この運命とも言える偶然の類似によってカフェインがアデノシンのように振る舞うことができるようになるのである。具体的にいうと、カフェインがアデノシン受容体に結合するのである。通常であればアデノシンがアデノシン受容体に結合する→覚醒物質抑制→眠くなる、の流れだったが、カフェインがアデノシン受容体に結合すると覚醒物質の抑制が起こらなくなり体内にアデノシンが蓄積しているにもかかわらず眠くならなくなるわけである。

 

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逆に言えばアデノシンとアデノシン受容体が既に結合してしまっている状態ではカフェインは意味がないということなのである。つまり、眠くなった後にコーヒーをいくら飲んでもほとんど意味がないのである。アデノシンとアデノシン受容体の結合を解除するには睡眠しかなく、眠気を感じたら一度仮眠を取るのが得策と言えるだろう。

 

 

カフェインは覚醒作用以外にももいろいろな作用があるとされており以下で説明するが込み入った話なのでライトなヲタクたちはすっ飛ばして三章に行くと良いだろう。ディープなヲタクは少し難しいかもしれないが読んでみてくれ。

 

1.記憶力の向上

  一般常識として記憶と言えば海馬と聞いたことくらいはあるだろう。この海馬での記憶は長期増強というメカニズムによって記憶がより強固なものとなる。長期増強はカフェインにより放出されるグルタミン酸によって海馬の錐体細胞と呼ばれる細胞に存在するAMPA受容体とNMDA受容体と呼ばれるグルタミン酸の受容体の数が増えることで長期増強が行われ、記憶力が上がるというわけである。(まあ言ってもこんなのは論文のテスト結果でも精々ちょっと上がる程度のものなので過信することは愚かである。スタバ意識高いニキがバカJKのフラペチーノを見下しながらコーヒー啜ってんはこれが理由だった.....?????ヮら)

 

2.心肺機能の向上

先程から出てきているアデノシン受容体にはA1、A2α、A2b、A3の4種類が存在しており各々の受容体によって能力が異なる。心臓にはA1受容体が存在しておりA1受容体にアデノシンが結合することで本来であれば心拍数の減少、心筋の収縮力低下などの心肺機能の低下が起こるが、カフェインがA1受容体に結合することでこれらの低下が起こらなくなる。(まぁ向上というよりも機能が低下しなくなるというのが正しいのか…)

 

3.頭痛の緩和

そもそも頭痛は脳内に存在する血管が拡張することで三叉神経などの神経が圧迫されることで痛みを感じるのだが脳血管にはアデノシン受容体のA2α受容体が存在しアデノシンが結合すると血管は拡張するSik、カフェインが結合することにより拡張が抑制され頭痛を軽減することができるのである。(頭痛薬の大部分はカフェイン)

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4.気分の高揚

第一章でも書いたがカフェインによって覚醒物質であるドーパミンが放出されると書いた。このドーパミンが脳内のドーパミン受容体に結合すると、幸福感などを感じ、気分が高揚する。また報酬系と呼ばれるモチベーションなどを司る系に作用するので、依存状に陥りやすい。カフェインは長期の摂取を行うとアデノシン受容体の数が増えるため、カフェインを摂取してもアデノシンとアデノシン受容体が結合するのを防ぐことができなくなり、耐性がついてしまう。→効かなくなるので摂取量を増やす。という悪いスパイラルに陥ってしまう。これを打開するためにはカフェインの摂取を一時的に中断することで増えたアデノシン受容体の数が元に戻る。

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5.利尿作用

コーヒーやら魔材やらを飲むと尿意が止まらなくなることは身に染みて経験しているだろう。そもそも尿は腎臓で血液を濾過することで作られている。この濾過の入り口のことを輸入細動脈といい、出口のことを輸出細動脈という。輸入細動脈にはA1受容体が、輸出細動脈にはA2α受容体が存在しており、それぞれアデノシンが結合すると、輸入細動脈が収縮し、輸出細動脈が拡張する。これによって濾過の入り口が閉まってしまうので尿は少なくなる。しかしカフェインがA1受容体、A2a受容体に結合すると輸入細動脈は拡張し、輸出細動脈は収縮するため濾過の入り口が大きくなり、出口が小さくなるため濾過される量が増える。これにより尿意をきたすわけである。

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第三章 カフェインの分解


カフェインを取ってもいずれその効果は切れる。カフェインは45分ほどで最大血中濃度になるその後、肝臓でシトクロムp450という酵素により分解を受けその半減期は4〜6時間ほどである。(濃度が半分になる時間が半減期で、濃度半分ではほとんどカフェインの作用はなくなる。)

しかしヲタクはほとんどがヤニカスなのでここからが重要である。このシトクロムは喫煙により活性化され、半減期がより短くなってしまう。つまり、ヤニカスは カフェインがすぐ切れやすいのである。逆にジジババや妊婦、子供などでは半減期が通常よりも伸びやすいのでカフェインの効果が持続しやすいので、摂取を控えるべきである。

 

 

第四章 オーバードーズ


マスゴミさんたちは重大事件でもない限り常に自分たちの無能具合を棚に上げて何かを叩きたがるが、2chのなんj民と同じである。弊社も度々マスゴミさんたちの標的になっているようで、数年前にカフェインの中毒死で死亡者が出た際には袋叩きにされたようである。叩くのであれば、しっかりとした知識をつけてから叩くべきなのである。そもそもカフェイン量だけではスタバなどのコーヒの方がよっぽどと多い。(まぁ、東京の私文で学生の間おっぱいまんこまんこちんこ〜をやっているような脳死陽キャで固められているので求める方が酷かもしれない)

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まず、経口摂取によるカフェインには急性中毒と致死とがあり1日あたり前者で1000〜3000mg(1時間だと390mgほど) 後者で5000mg〜50000mgと言われている。魔材で換算すれば7〜21本、35〜350本(1.5〜15箱)と急性中毒はあり得るかもしれないが絶対に致死はあり得ないのである。(ばらつきがあるのは酵素活性の個人差による)

カフェインで死ぬようなバカはネットなどで購入することができるカフェインの錠剤を併用しているために死んでいるのでありエナジードリンクやコーヒーだけでは死なないのである。冒頭でも言ったが万物は毒であり毒が毒となるのは量によるので量さえしっかり守っていれば何の問題もないのである。f:id:DIM758:20191213015823j:image

 

魔材tips

ヲタク、カフェイン入ってるから魔材買ってると思うけど、どうせ同じ金出して魔材買うならカフェインの効果よりキメたいよな??なのでtipsを1つ紹介したいと思う。カフェインは消化管で吸収されるが、消化管は中に食べ物が入っていると吸収率が悪くなる。また、キンキンに冷えたものを摂取しても吸収率が悪くなってしまう。それに先述した、カフェインは摂取後45分ほどで最大血中濃度になることの以上3点から魔材を飲むベストタイミングは勉強やら運動やらをする約45分前食前少し冷えたものを飲むと良いだろう。

 

快適な魔材ライフを。